2019年08月

2019年08月24日

先日撮影に伺った安楽寺さんの八事霊園永代供養墓が中京テレビ(キャッチ)、日テレ(気になるニュース全国放送)で放送されました。


5年ほど前に、お墓の目印を墓石ではなく、樹木や花などの植物にした樹木葬と呼ばれるお墓のブームが起こりました。
樹木葬は費用が少なく自然に還りたいなど利点はあるものの、世界のお墓を見ますと石材以外の例は少なく、100年、200年と先々のことを考えると風化が速く、やはりお墓は石が良いのでは?との議論が巻き起こりました。
しかし、石や樹木のどちらが風化せず永く残るかの前に、お寺自体の檀家が減り継承する住職不在のまま寿命が尽きてしまっては元も子もありません。
今回の放送テーマは「墓じまい」ならぬ「寺じまい」で遺骨の扱い方も時代と共に大きく変わってきているとの話から番組は始まりましたが、お墓選びの第一はお寺選びなのかもしれません。


愛知県豊田市の妙楽寺さんでは、「墓じまい」「寺じまい」の増加に伴い持ち込まれる数も増え続けているそうで、処分され山積みになった墓石の数は2万を超えるそうです。
ちなみに安楽寺永代供養墓のある八事霊園の墓石は、お墓の地平線が見えるほど広大で総数約5万基あるですが、この半数近くが妙楽寺さんでゴミとして哀れな姿で山積みになっているかと思うと恐ろしい限りです。
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衛星で妙楽寺さんを見ますと整地された墓地を囲むように様々なお寺から撤去された墓石が持ち込まれ山積みになっています。
数百年、数千年の先々までと願いを込め、ご先祖様が開眼建立されたお墓が、わずか数十年で無残な姿をさらすことにことになろうとは誰も想像できなかったことでしょう・・・
妙楽寺

撮影は名古屋市瑞穂区井戸田町にある安楽寺本堂で行われましたが、この日の気温も35度越え。
音声さんがエアコンの音が入ってしまうとのことで、冷房を止めての撮影でした。
映っているのは安楽寺住職のご長男で副住職さん。
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遺骨は佐川急便や黒猫ヤマトなどでは送ることができませんが、ゆうパックならOK!
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送られたご遺骨は納骨までの間、お寺の本堂に安置されます。
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八事霊園安楽寺第1永代供養墓の隣に建立された送骨第2供養墓。
全国で納骨に困ったあげく電車に置き忘れる遺骨が増え続けるとのご相談をいただき、お寺とお布施などのつきあいもなく、毎年の管理費もかからず、すべてお寺にお任せし安心して納骨できるお墓ができないものだろうかという思いで送骨スタイルの永代供養墓が始まりました。
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盂蘭盆会法要では安楽寺会館の2階メインホールに納骨前の遺骨が供えられ法要が営まれました。
一般の第1永代供養墓(5万円〜)も送骨専用の第2永代供養墓(3万5千円)も最初の費用のみで以後の管理費用はかかりませんが、門徒さん(檀家さん)を中心に毎年安楽寺会館で合同で行われる盂蘭盆会法要に永代供養墓をお申込みの方々も参加することができます。
盂蘭盆会法要のお布施額は決まっている訳ではありませんが、1家族5千円程度で、受付に亡くなられた方のお名前を専用紙に書いて渡すと、法要中にお名前(戒名)が読み上げられます。
初盆の方は5千円から1万円程度お布施される方が多いようですが、送骨で会場へ足を運べない方からお布施が送られることもあるようです。
経済的に苦しいのに無理してお布施をする必要はないと思いますが、お寺の収入源はお布施のみで、お寺を支えていくのは在家(出家されていない信者の皆さん)の方々の役割でもありますから、皆さんで協力しお寺が存続できるよう力を合わせられてはいかがでしょう〜
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番組で使われた写真は2011年9月20日、八事霊園に安楽寺永代供養墓を建立した際、パンフレットの作成用に撮影させていただいた思い出の写真で住職ご夫妻と息子の副住職さん。
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遺骨をゆうパックで送ることは宗教的に見ても一般常識から考えても不謹慎に思え、テレビや新聞の報道では奇をてらった次世代の納骨スタイルのように取り扱われていますが、そもそも近くのお寺に納骨せず、遠くの名古屋のお寺に通販みたいに納骨しなかればならなくなった方々が増えた原因は何でしょうか?
この8年間、すべての納骨者の方の情報をコンピューターで管理し、お寺に寄せられるすべての手紙やメールに目を通し、多くの方にヒアリングを行った結果、申込者皆さんに共通するのがお寺に対する不安や不信感のようでした。
私が面談させていただいた際に必ず伺うことが以下の2つのことです。
「どちらのお寺ですか?」
「宗派はどちらですか?」
ほとんどの方が、お寺の名前は言えても宗派についてはあやふやです。
「確か浄土宗か浄土真宗だったと思いますが・・・」
みたいな感じで、亡くなられたおじいちゃん、おばあちゃんが熱心に信仰されていたようだけど具体的には分からず、自分の子供たちにもうまく説明できないので、将来的にお金がいくらかかるか分からないお墓や法要のことを継承させるのはちょっと・・・なんて話をよく耳にします。
大切な家族やご先祖様をきちんと弔いたいのはやまやまですが、下手にお寺、宗教に深入りすれば洗脳され法外なお布施を取られる不安もあり、お寺とはつかず離れず一定の距離を保ったまま先祖の弔いだけしたいというニーズが増えているのも事実です。
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番組では、これからの時代お寺も減っていくと言われていますが、お墓選びの最重要ポイントはお寺の知名度や歴史、規模や資産の大小、値段とかシステムではなく、この先も人々に愛され支えられずっと続いていくお寺であるかどうかではないでしょうか?
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私は安楽寺さんの宗派(浄土真宗大谷派)の人間ではありませんが、多くの亡くなられた生徒さんを弔っていただいている御恩もあり、100年先、200年先と永代供養墓を建立されたお寺の人々の思いを形に残し、冒頭の墓石のガレキに積まれることのないよう皆さんのご意見を頂戴しお寺の運営にフィードバックさせていただこうと思っています。
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今回は送骨がテーマとなりましたが、骨を送るのは病気や怪我、施設に居たり遠方でどうしても足が運べない場合で、納骨はご先祖様や大切な方との最後の別れになりますから、ご自身の手でお寺や会館に足を運ばれることをお勧めいたします。

お墓やお寺との付き合い方でお困りの方の助けになればと思い、安楽寺さんの記事を書くようになりましたが、意外なことに様々な宗派のお寺さんからコメントやお話をいただく機会が増えてきました。
また、生徒さんの中にも「実は実家がお寺なんです〜」など、安楽寺さんの話を聞いてお話をいただくことも多くなり、先々の不安を耳にすることも多くなりました。
葬式仏教と揶揄され、減り続ける檀信徒の前になす術もないまま縮小を余儀なくされている昨今ですが、お経を唱える以外にできることが山ほどあるのではないかと思います。




宗派を問わず全国対応。
5万円からお入りいただける名古屋市内の永代供養墓です。
年間管理料は 無料 で 年3回の無料法要の様子はこちらのブログやYoutubeでお届けしています。
お寺が所有する葬儀会館でのお葬式は葬儀費用+お布施+永代供養墓がセットで30万円から。
葬儀や八事霊園 安楽寺永代供養墓のご相談、資料請求やお申し込みはコチラから

oneclickpc1 at 20:57コメント(0)生徒さんニュース安楽寺永代供養墓 

2019年08月06日

生徒さんで安楽寺の吉田住職ご夫妻の依頼で、8月3日(土)4日(日)と、2日間にわたって行われた「安楽寺盂蘭盆会法要2019」の撮影に行ってきました〜
昨年は会場に入りきれないほどの来場者があり、今年から午前を2部に増やし、1日3部体制で2日間で計6回にわたる法要が行われました。
「門前の小僧習わぬ経を読む」ではありませんが、撮影を通して6回も聞法(もんぼう:法話を聞くこと)させていただくと、なぜお盆法要が大切なのかを改めて感じることができました。
また、2日間にわたり昼食もご住職とご一緒させていただきましたが、オフでも浮いた話は1つも無く、終始お葬式の在り方や、亡くなられた方との向き合い方の話で頭が下がる思いでした。
葬儀やお墓選びは、場所や料金、お寺の知名度や宗派、アクセスの便利さも大切かも知れませんが、何より一番に考えなければならないことは、ご住職やその家族、スタッフの皆様の仏法や故人を弔う姿勢ではないでしょうか。
今回の話も1回30分〜40分を計6回繰り返されましたが、それぞれすべて違う内容で、聞法される方にあわせて法話をされていました。
改めて考えますと、亡くなられた方を前に私たち一般人はあまりに無力です。
手を合わせることは自宅でもできますし、パソコンやスマホがあればYouTubeや音楽サイトで様々な宗派のお経を聞くことができます。
しかし、お経そのものは古いインドの言葉を音写しただけのものなので、音だけ覚えて意味も分からず唱えただけでは故人には届かないのではないでしょうか。
お寺は「智慧(ちえ)を授かる場所」です。
お経の意味が分からぬとも、お経で言わんとしていることを日々実践なさっているお寺の方々に接することで、「言葉では言い表せない生きる智慧」を授かることができます。
法話を聞くことは仏教入門の第一段階だそうですが、安楽寺さんでは毎月13日に法話を行っていますので、ぜひお寺で聞法されてみてはいかがでしょうか。

8月3日(土)
9:00〜 八事霊園永代供養墓の方を対象の盂蘭盆会法要
11:00〜 八事霊園永代供養墓の方を対象の盂蘭盆会法要
13:30〜 初盆の方を対象の盂蘭盆会法要

8月4日(日)
9:00〜 安楽寺ご門徒様の盂蘭盆会法要
11:00〜 安楽寺ご門徒様の盂蘭盆会法要
13:30〜 安楽寺ご門徒様の盂蘭盆会法要
14:30〜 坊さん漫才「えんんりょう」による歌と漫才法話



3日(土)は中京テレビの取材が入り、安楽寺会館→八事霊園→安楽寺と1日がかりで撮影が行われました。
名古屋は35度を超える酷暑日でしたが、お寺では音声さんからエアコンの吹き出し音が入るとのことで冷房を止めての撮影で大変でした〜
8月8日の夕方6時ごろのニュース番組「キャッチ」で放送予定でしたが、小泉進次郎議員と滝川クリステルが電撃結婚報道で放送延期となりました。

4日の午後2時半からは、前回の南立亭千笑(八木千春)さんの落語に続き、今年は坊さん漫才「えしんりょう」のお二方によるイベントが開催されました。

お盆法要では「正信偈(しょうしんげ)」と呼ばれるお経が読まれますが、初めての方にはオレンジ色の経本が貸し出され参加者の皆さんと読経されます。
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ご住職の息子さんの副住職により御文(おふみ)が拝読されます。
御文は宗祖親鸞聖人の8代目にあたる蓮如上人(1415〜1499)によって、個人や聞法グループ宛に書かれたお手紙です。
当時の日本語なので表現が難しいところもありますが、口伝えで間違って浄土真宗の教えが伝わらないように手紙の文章が集まりがある都度繰り返し読まれています。
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取材するのは、中京テレビ報道局のモンゴル人記者、オユーンチメグ ホンゴルズル記者(通称ゾーラ)さんです。
夕方のニュース番組「キャッチ」に度々登場されますが、流ちょうな日本語で記者というよりアナウンサーみたいで、日本人より綺麗な日本語を話されます。
仏教にも造詣が深く、取材の合間にモンゴルの宗教のお話を聞かせていただきましたが、歴史的にチベットとのかかわりが深くチベット仏教の信仰者が多いそうです。
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取材を受けるのは安楽寺副住職。
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盂蘭盆会法要の様子も撮影されました。
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住職を含め4名で読経されます。
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初盆の方以外は服装は自由です。
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お経の後は住職による法話ですが、テーマは「四苦八苦」と「因縁生起」
約30分の法話が6回行われましたが、テーマは同じでも会場におられる方に合わせ、すべて違う切り口で法話をされました。
明治生まれのご両親を持つ門徒さんの話によると、法話は黙って眠らずに聞くようにと厳しく教えられたそうで、今でもそのことを大切に受け止め聞法なさっているそうです。
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参加者全員におはぎのセットが配られました。
お釈迦様のお父様は中国では浄飯王(じょうぼんのう)と呼ばれ、日本語に訳すと「白いご飯」と言う意味になります。
稲作が富の源泉で、ご飯の王様と呼ばれるぐらいお米が豊かな土地で生まれ育ったと言われています。
お盆は皿の上に分けると書きますが、盂蘭盆(うらぼん)にはお盆に載せたご飯を皆で分けるという意味もあるそうです。
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坊さん漫才「えんんりょう」による歌と漫才法話で、難しい仏教の話を楽しく伝えてくださいます。
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宗派を問わず全国対応。
5万円からお入りいただける名古屋市内の永代供養墓です。
年間管理料は 無料 で 年3回の無料法要の様子はこちらのブログやYoutubeでお届けしています。
お寺が所有する葬儀会館でのお葬式は葬儀費用+お布施+永代供養墓がセットで30万円から。
葬儀や八事霊園 安楽寺永代供養墓のご相談、資料請求やお申し込みはコチラから

oneclickpc1 at 21:33コメント(0)デジタルカメラ安楽寺永代供養墓 
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