2020年04月15日

肺がやられるはずのコロナウイルスで、なぜ味覚障害なのか?

新型コロナウイルスは体のどこから感染するのか?
体内で敗血症などによる損傷から守る役割を果たしているACE2受容体(酵素)に新型コロナウイルス(脂肪とタンパク質SARS-CoV-2)がチョンとひっかかり、TMPRSS2(タンパク分解酵素)を使ってバターのように溶かしながら細胞と一体化して感染します。
ACE2受容体は体のどこにでも有るわけではなく、気管支、肺、心臓、腎臓、消化器、口腔内等に多く見られ、副腎、結腸、直腸、精嚢にも存在します。
呼吸器系の重症ばかりが注目されますが、血液に入れば、下痢や吐き気から始まり腎不全や不妊など若い人でもACE2が存在する器官でもダメージは受けていますので注意が必要です。

新型コロナウイルスが体内に取り込まれる「ACE2受容体」は口の中の粘膜にも含まれているそうです。
芸能人の味覚障害が話題になっていますが、特に舌の上皮細胞において「ACE2受容体」が多く見つかっており、感染すると味覚の細胞が破壊され味が分からなくなります。
味覚障害だけが出ているのは、鼻腔や口腔だけが感染している初期症例で熱も咳も無く軽症ですが、他人に感染させる可能性があることは疑いようがありません。
報道ではウイルスは飲み込んでも胃酸で無毒(不活化)されると言われていますが、舌では飲み込む前に感染しますので食事も注意が必要です。
加熱された食材でも冷めてからウイルスが付着した場合、感染のリスクがありますから、お弁当屋や冷蔵庫のおかず等衛生管理を徹底しましょう!
また、歯と歯茎の間にある血管は全身に直結していますので、歯をしっかり磨いて歯周病予防をしましょう!



ACE2_Covid-19



oneclickpc1 at 14:29コメント(0)新型コロナウイルス  

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