2022年02月

2022年02月28日

先週末までに取引先の皆様へはSQLインジェクションなどセキュリティーの見直しをアナウンスし、事前に対策をいただきましたが、サイバー攻撃も本格化してきました。
トヨタだけでなく、日本生命保険や日本赤十字社など数社のクレジットカード情報流出し、業務に大きな影響が出ています。
今後、ロシアとウクライナの戦いは、SWIFTでの制裁を回避し、新型コロナウイルスのツケを誰に払わせるかへ展開していきますが、その手段の1つがランサムウェア(身代金要求型ウイルス)で、対岸の火事ではなくなってきています。
感染することでサプライチェーンが寸断され、多大な被害を被るだけでなく、殺りく兵器として利用される資金調達に手を貸すことになってしまいます。


oneclickpc1 at 21:54コメント(0) 

2022年02月19日

名古屋でも従来型のオミクロン株1型(BA.1)より感染力が高いオミクロン株2型(BA.2)が見つかったと発表されました。
既に発生源の南アフリカではオミクロン株2型(BA.2)が主流となっています。
報道ではオミクロン株2型(BA.2)はPCR検査でオミクロン株であることがすり抜けてしまうため、ステルスオミクロン株(見えないオミクロン株)と表現されていますが、日本のPCR検査法ではオミクロン株と判別できているためステルスという表現は間違いです。
不思議に思われた方も多いと思いますが、なぜ海外から入国者が日本に来てからこんなにも陽性に転じているかと言うと、日本のPCR検査の精度が厳しいからです。
DNAの特定は少量では分からないため、検体を一度過熱し冷やしてから再び温めると2倍に増えるという仕組みを利用して判別しています。
PCR検査の仕組みは、これを数十回繰り返すことでウイルスの特徴を増大させ判定しているのですが、この回数が国によってまちまちです。
例えば台湾では早く調べるため35回増殖を繰り返すのに対し、日本では厳しく40回も繰り返しているので、台湾で陰性でも、日本で陽性になることがあります。
ただ日本でもオミクロン株のBA.1とBA.2の違いまでは判定できませんので、BA.2の実態が分かるのはかなり先の話になりそうです。
感染力の高いBA.2の症状はインフルエンザと見分けがつかず、同じ扱いにして「町医者でも診られるようにすればよい!」との話が出ていますが、感染のメカニズムを調べると、まるで似て非なるものです。
新型コロナウイルスは、人間の舌や目、肺や腸などACE2受容体を使って人体に取り込まれることが分かっていますが、インフルエンザウイルスはどの受容体から取り込まれているか分かっていません。
インフルエンザウイルスで分かっていることは、80年前に見つかった細胞のシアル酸により取り込まれているということだけです。
シアル酸はツバメの巣に多く含まれていることから楊貴妃が好んで食したことが有名です。
他にもローヤルゼリーや母乳、唾液にも含まれていることから、昔の人が擦りむいたらツバをつけて治すことにも一理あるのかもしれません。
しかし、インフルエンザウイルスを取り込む個所にある物質名が分かったところで、取り込むメカニズムが不明のままですから、新型コロナウイルスを同等に扱うわけにはいきません。





oneclickpc1 at 22:48コメント(0)新型コロナウイルスデーターサイエンス 

2022年02月10日

ゲノムデータ解析人間のDNAの塩基配列を解読する装置をシーケンサーと呼びますが、第1世代のシーケンサーでは、ヒトゲノム30億個を解読するのに、3年以上を要したのですが、次世代型ではわずか6日です。
新型コロナウイルス感染では、ウイルス内の塩基配列3万個を分析することで、PCR検査では分からない構造を事細かに見ることができます。
オミクロン株のゲノム検査の結果から、変異ヵ所を数えてみますと、オミクロン株1型(BA.1)にあったはずの特徴が、オミクロン株2型(BA.2)になりますと、23ヵ所が欠落し、9ヵ所が新たに増えています。

下の図は、2021年10月1日から新たにゲノム解析業務を始めた英国健康安全保障庁からの引用です。
上段がオミクロン株1型(BA.1)で、下段がオミクロン株2型(BA.2)です。

BA1BA2

 

oneclickpc1 at 19:35コメント(0)新型コロナウイルスデーターサイエンス 

2022年02月08日

3月に安楽寺での合同法要を決行することになったのですが、チラシに「緊急事態宣言の場合は中止」の文言を追加して欲しいとの依頼がありました。
以前なら、メールでデーターを添付してもらって、こちらのパソコンで編集して、またメールで添付して送り返すなんて感じでした。
しかし、コロナがまん延してからリモートが主流になってきたので、相手のパソコンとソフトを使って遠隔で仕上げることが当たり前になり、2〜3日かかった仕事も、わずか数分で終わるようになってきました。

春の無料法要2022原稿





oneclickpc1 at 14:01コメント(0)安楽寺永代供養墓リモートレッスン 

2022年02月03日

2月も引き続きリモート授業のみとさせていただきます。

オミクロン株の新規感染者数が全国で10万人を超える事態となってきました。
先月20日に、国内感染者数が累計で200万人を超えたと報道があったばかりですが、本日300万人を超えたとの報道がありました。

2020年1月 新型コロナウイルス国内初確認
2021年8月 累計100万人(1年7ヵ月経過)
2022年1月20日 累計200万人(5ヵ月経過)
2022年2月3日 累計300万人(2週間経過)


オミクロン株が最も広がったとされるデンマークでは、初代オミクロン株(BA.1)から、33%も感染力が強い2代目のステルスオミクロン(BA.2)に置き換わったということですが、重症者も減っているという理由からマスク着用義務などの規制が撤廃されました。
また、感染者数もピークを越え減少しているとのことから、日本でも同様に2月初旬には減少に転ずるとも言われています。
しかし、オミクロン株とはまったく別系統のデルタ株の変異が国内で300例以上見つかっています。

オミクロン株は感染者が最も多いデンマークが引き合いに出されていますが、鵜呑みにできない項目がいくつかあります。

第一に、デンマークのPCR検査ではBA.2感染しても陽性判定が出ませんが、日本のPCR検査ではBA.2は陽性反応がでるので、感染減少に転じません。

第二に、BA.1に感染した人が症状が軽く抗体を十分に蓄えることができないので、BA.2に再感染する可能性があり、ロングコビットと呼ばれる長期間にわたる後遺症の心配があるので、感染することがワクチンの代わりとはいきません。

第三に、日本では5%に対し、デンマークでは人口の60%が3回目のブースター接種を終え、3人に1人が感染者で集団免疫を獲得しています。

第四に、日本が世界一の長寿国であるのは、延命されている高齢者が多く、オミクロン株での死者は肺炎ではなく、ガンや糖尿病など基礎疾患が悪化し亡くなっています。

第五に、4回目のワクチン接種が進んでいるイスラエルでは、その効果が弱まっています。

  • 国は責任が取れないのでどうするかを地方自治体に丸投げ、保健所を含めた地方では人手が足らず現場に丸投げ。
  • 学校で陽性者が出ても保健所から連絡が来ず、濃厚接触者の認定がされないので授業は継続。
  • 職場では風評を恐れて、咳止めや解熱剤を飲んでその場しのぎ。
  • 医療機関では収束すると突然ハシゴを外されるので、後出しじゃんけんに備え様子見。
  • 100万円以上する赤外線温度カメラも無用の長物。
感染の舞台は、若者が酔って騒ぐ繁華街の飲食店から、ワクチン未接種の子供を中心とする学校や保育施設に移行しています。
また、スーパーコンピュータ富岳によるシミュレーションでは、不織布マスクをしていても50cm以内にいると空気感染することが分かってきました。
逆に1m離れてマスクをしていれば感染しないと言われていますが、その場にじっとしていられる人なのどいません。
大量に備蓄されているアベノマスクがタダで配布されることになりましたが、問題は配送費の10億円ではなく、もったいないからと布マスクを使う高齢者の命が危険にさらされることです。
現在、海外から日々2000名の入国があり、約5%が入国後に陽性と判定されています。
肺の重症化が見られるデルタの変異株ですが、PCR検査でデルタ株と確認できない場合、消去法でオミクロン株と見なされ、自宅療養者に割り振られています。
しかし、この検査をすり抜けた中にデルタ株の変異株が含まれ、自宅で亡くなる若者も増えてきました。
詳しく判定するにはゲノム解析が必要ですが、今のところ空港とわずかに見つかる旧デルタ株の陽性者しか追跡できていないのが現状です。

最後に、国では各波の総括がまったくされていないので少し振り返ります。

第5波(デルタ株)東京オリンピックにより感染拡大。
2回目のワクチン接種が進んでいたので抑制された者の、地方で各国の選手受け入れたため感染拡大。
もてなす側の自治体は、立場が弱く黙認することが多かったため、感染が流出。

第6波(オミクロン株)アメリカ軍基地と2回目接種者が動き回り感染拡大。
空港での入国は厳しい検査や隔離措置など厳重でしたが、米軍の部隊は米国出国時も日本到着後もPCR検査をしていなかったため、米軍基地周辺から感染が拡大しました。
また、2回目ワクチン接種者は感染させるリスクが少ないと言われていましたが、ブレイクスルーと呼ばれる、すり抜け感染が多発しました。
ワクチンパスポートを手にした国民が全国を動き回ったせいで、連日最多を更新しています。

第7波(オミクロン株2型?)(デルタ株2型?)予想されるシナリオ
バイデン大統領が検査キット10億回分を無償配布 → 検査キットが世界的に争奪戦 → 日本では無計画に検査キット配布 → キットが無いので発熱外来が次々閉鎖 → 保健所が対処しきれずパンク → 検査ができない保育施設で感染拡大 → 家庭内感染で親が無症状のまま高齢者施設へ出勤 → 高齢者クラスターが発生し死者増加
オミクロン株のゲノム検査の結果から、変異ヵ所を数えてみますと、オミクロン株1型(BA.1)にあったはずの特徴が、オミクロン株2型(BA.2)になりますと、23ヵ所が欠落し、9ヵ所が新たに増えています。
同様にデルタ株も異なる箇所が多く、似て非なるウイルスだと考え対処しないと、昨日と同じ対策では第7波に備えることができません。



昨年2021年11月12日に南アフリカで初のオミクロン株が見つかってから、毎日記録を綴っていますのでご覧ください。
オミクロン株の愛知県と名古屋市の最新感染状況

oneclickpc1 at 19:46コメント(0)新型コロナウイルス 
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