2006年08月28日

パソコンの電気代(続編)

パソコンの自作本はたくさん出版されていますが、なぜかどの本にも電源装置(各部品に電気を送る装置)に付いて核心の部分が書かれていないのでこの場をお借りして詳しく解説します。

電源装置

←パソコン本体を後ろから見て電源ケーブルが差さっているのが電源装置です
右の赤や黄色の線がDVDやハードディスク、マザーボードなとにつながり電気を送っています
写真は350Wで5000円程度

 

 

 

前回の記事でパソコンの消費電力は100〜130Wとありましたが、自作でパソコンを作られた方はお気づきでしょうが実際に講座で搭載した電源装置は350Wや400Wでした。
この数値は実際に消費される電気ではなく、ここまで使用できると言う限界値で、実際に消費される電力(電気代)とは関係がありません。
電源装置は主に300W、400W、500W、600W、700Wと幅広く、価格も3千円から3万円までピンキリなのですが、一体自分のパソコンはどれを買えば良いのでしょうか?
結論から言うと現行の国産パソコンの性能の場合300Wで全ての機種が動きます。
一番電気を食うと言われているペンティアムD900番台の場合CPU単体で95〜130Wなのですがこれにハードディスク20WとDVD10W、マザーボード70Wを足して約200Wの消費電力です。これに3割の安全率をかけても300Wで十分動きます
ではなぜ400W以上の電源が売ってるのでしょうか?
答えはグラフィックボード(画面の表示を早くする為の装置でゲームや2モニターに利用)です
次期ウインドウズビスタはこれが付いてないと快適に動かないようですが、性能により消費電力も大きく左右されます。
一番電力を消費する最上級グラフィックボード(Geforce7950約9万円)の場合これ単体で130Wの電気を消費し、これを1枚(板状なので枚と数える)だけでなく2枚、4枚と付けて使用する場合があるので、それに合わせて電源を選択します。
もし仮にこれを2枚付けた場合は200Wに130W×2枚で合計460W、これに3割の安全率を入れると460×1.3倍=600Wの電源が必要と言う事になります。
ただ一般的なグラフィックボード(1万円程度)でしたら消費電量はプラス50W程度なので400Wの電源で十分でしょう〜
電気代も一番高いペンティアムDにグラフィックボードを付けても前回のセレロンDモデルの2倍と言った所でしょうか〜
但し、電源が粗悪品であったり古くなって性能が落ちている場合はパソコンの動作が不安定になるので注意が必要です。

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oneclickpc1 at 00:02コメント(0)トラックバック(0)パソコントラブル  

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