2016年09月19日

パソコン組立修理講座キッズクラスでノートPCを修理

毎週水曜夜の授業は学生を対象としたパソコン組立修理講座を行っていますが、ご父兄の皆様からどんなことをやっているのか知りたいとのリクエストがあったので、9月のテーマにしているノートパソコンの修理の様子をご紹介。

今回の教材に選んだのは富士通のノートパソコンFMV-Biblo NF/D70(形名FMVNFD70WS)
Windows VISTAを搭載した人気モデルでしたが、突然起動しなくなってしまいました。
そこで内部清掃を兼ねて分解修理することにしました! 
子供たちの授業では、できるだけ自分たちで考えてもらうため、ヒントは出しますが教えません。
最近、ロボット教室なるものが増えてきましたが、お膳立てされ答えが分かっているものを組上げても、料理学校でインスタントラーメンを作るようなもので、退屈な授業に子供たちは燃えません。
今回の授業も私自身が事前に故障個所を見ることなく、原因が分からぬまま、ぶっつけ本番で子供たちと対峙しますから、無事に動くかどうかハラハラし、緊張感がたまりません!
先日もおろしたばかりの新品のブルーレイドライブを、端子を差し違え破損してしまった事故が起きましたが、子供たち同士で事故の原因と再発防止の対策を話し合っていました。
答えが分かれば簡単なことですが、失敗から学ぶことの方が多いですし、トラブルの1つ1つが一生忘れられない体験となり、子供たちの財産となっていくことでしょう〜

まずはノートパソコンをバラバラに分解します!
と言っても、ノートパソコンは様々なネジがいっぱいついて、からくり箱のようになっていますから一筋縄では行きません。
子供クラスの全員でどうすれば外れるのか、皆で知恵を出し合い策を練ります。
担当を決め、部品を外す者、外した部品を管理するもの、過程を撮影し元に戻す手がかりを記録する者、皆で一丸となって取り組みます。
開始から30分、ようやくCPUまでたどり着き内部を綺麗に清掃します。
今回はUbuntuを入れる予定ですので、メモリーを少し増やしハードディスクをSSDに交換します。
最後の組上げ時に、ネジが1つ足りなくなってしまいました。
全員で床に はいつくばって小さなネジ1本を探しますが、どうしても見つかりません。
そこで原点に立ち返ってもう一度分解し、記録した写真と照らしあわせ検証します。
すると、不要な箇所にネジを誤って取り付けていました。
再度、組立し直しネジの数を点検!
今度は過不足なくネジを取り付けることができ無事に組みあがりました♪
起動を確認し、OSにUbuntuをインストールし無事に完成です!! 

今回の実習で学んだこと
●ノートパソコンには長さの違う様々なネジがある
●長さに応じてネジ穴に印をつけておく必要がある
●配線を外す度に取り付け方を写真に記録する 
●うまく外れない場合、ネジで止まっているのか、ツメで引っかかっているのか慎重に確認する 

真剣な眼差しで修理に取り組む子供たち
やっとの思いでノートパソコンのキーボードを取り外すことができました!
364

 ノートパソコンで使われているネジの種類は6種類。
どこに何のネジが使われていたか分かるように印をつけながら作業を進めます。
DSC_8818

CPUクーラーを清掃するため、ヒートシンクを取り外しますが、ネジを舐めないように慎重にドライバーをあてがいます。
DSC_8824


パソコン教室ワンクリックでは、皆様の様々な疑問にお答えしながら、水冷パソコンの仕組みや整備のコツを基礎から手取り足取り指導しています。
ちょっと水冷やってみたい!とか気軽な気持ちでOK! 
「こんなこと知りたい!」「あんなことやりたい!」などなど、パソコンにまつわることなら何でもお尋ねください!
皆様からの好奇心あふれるリクエストをお待ちしております♪

パソコン整備の続きは、自作パソコン組立修理講座で! 




 

oneclickpc1 at 16:22コメント(0)トラックバック(0)自作パソコン | パソコン授業風景 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
Archives
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ