2020年03月14日

家庭用漂白剤(ハイター)で安全な消毒液の作り方

アルコール消毒は新型コロナウイルスには有効ですが、ノロウイルスなど細菌には効力がありません。
消毒の仕組みはアルコールが蒸発する際にウイルスを破壊するので、濃度が60%以下や表記のないものは効果が少ない可能性があります。
77%以上の表記のあるものが望ましいですが、無水エタノールのように100%に近いものは蒸発が早すぎて手全体に行き渡る前に蒸発してしまいまい消毒できてない部分が残りやすいので注意が必要です。
また、机や床の消毒など室内で大量に使うと爆発火災の危険もあります。
ただ、残念なことに執筆時点ではドラッグストアなどでの入手は困難となっています。
インターネットでは入手可能ですが、わずか数分で完売するため、情報収集と注文完了までの入力の早さが勝敗を分けます。

アルコールに代わって、ウイルスにも細菌にも有効な次亜塩素酸の出番なのですが、安全な弱酸性タイプの次亜塩素酸水もマスクに続き入手困難となってきましたが、自宅にあるもので簡単に作成できます。
子供たちの授業でプログラミングで次亜塩素酸の濃度シミュレーションを元に、身近なモノを使って安全な新型コロナウイルス用消毒液を作ってみました。

話に入る前に「次亜塩素酸」とは何かについて触れておきます。
次亜塩素酸は擦り傷などに雑菌が入ろうとした際、血液中の白血球が作り出す消毒物質で、人間に備わっている安全なもので、コンビニのカット野菜の消毒から、歯科での歯周病予防などにつかわれています。
反応後は水と塩にもどるので無害で安全な物質ですが、不安定なので太陽に当たったりティッシュなど有機物と触れると消毒効果が無くなってしまいますの管理に注意が必要な物質です。
次亜塩素酸(漂白や消毒効果)には大きく分けて2つあります。

ー^ ̄素酸水
 商標も明確な定義もないので自由に使われている名称ですが、厚生労働省が食品添加物として認めている次亜塩素酸水は弱酸性(ペーハーが5程度)で以下の事項などが定義されています。
反応速度は△亮^ ̄素酸ナトリウムに比べ80倍強いと言われていますが、正確には80倍速く反応するので、100%のアルコール同様、たっぷり使わないと手にこすりつけているうちに能力が無くなってしまいます。
歯科医などでは歯周病予防の「殺菌水」などの名称で使われていますが、人体に使えるのは弱酸性の次亜塩素酸水だけです。(厚生労働省は人体使用は推奨していません)
たたし、ドラッグストアなどで小分けされたボトルに入っているモノは既に消毒交換が弱くなっているものが多く見かけられました。

食品添加物としての次亜塩素酸水の定義
●塩水を電気分解したものであること。
●電極に白金を使用した指定製造装置を使うこと。
●ボトルなどに貯めず、できたてを使うこと。
●食品を消毒した後は成分を残さないこと。

⊆^ ̄素酸ナトリウム
 昔から日本で使われてきたもので水道水の塩素のことです。井戸水に足して使ったりもされていますがお風呂に1滴ほど有るか無いか分からない程度に薄めて使用されているので安全ですが、消毒用に業務販売される原液は強アルカリ性なので防護メガネ、マスク、手袋が必要です。
病院の手術器具から赤ちゃんの哺乳瓶のなど「モノ」に対しての消毒に幅広く使用されていますが、霧吹き、加湿器、人体への仕様は推奨されていません
また劣化が早い(消費期限1年)ので注意が必要です。
次亜塩素酸ナトリウムを塩酸などで中和したモノを「次亜塩素酸水」として販売されていますが、食品添加物として認可されていないだけで、弱酸性になっているものは,半弾埜果は変わりません。
アマゾンなどで数千円で売られている次亜塩素酸水生成器は、弱酸性の次亜塩素酸水ではなく、弱アルカリ性の水酸化ナトリウムが出来上がっており、消毒効果には問題ありませんが、製造時間を間違えると「まぜるな危険!」で有名な塩素ガスが発生する強酸性の次亜塩素酸水ができてしまうので注意が必要です。
市販のハイターなど漂白剤は次亜塩素酸ナトリウムが主原料となります。

長くなりましたが、ここから家庭で簡単な消毒液の作り方

どこの家庭にもある漂白剤のハイターは消毒液(次亜塩素酸ナトリウム)に劣化を防ぐため、有害なアルカリ性の保存料(水酸化ナトリウム)が使われています。
(扱いは雑貨になり安価ですが、製造年月が分からず劣化の可能性があるので新しく買ったものを使いましょう)
これをそのまま水で薄めるとアルカリ性が少し弱まる程度で皮膚や粘膜に炎症を起こし、人体の使用にはよくありません。
そこで、アルカリ性の漂白剤に炭酸水(ペーハー5.5)を使って中和してみたところ見事弱酸性になりました!
酸度が4以下の強酸性になると塩素ガスがでるので危険ですが、炭酸水の場合、いくら使っても5.5以下にはなりません。
(酢など酸と混ぜるときは有毒ガスがでるので、必ず換気をよくするか屋外で行ってください!)
作り方は2Lの空ボトルに炭酸水500mlを入れ、ハイター小さじ1杯(5ml)〜2杯を入れ、水を足して2Lまで薄めて使用してください。
作成した消毒液は温かい方(40度ぐらい)が能力が高いのですが、紫外線に弱いので太陽光は避けてお使いください!
吸い込んだり、目に入ると危険なのでスプレーボトルや加湿器での使用はやめた方が良いですが、雑巾に浸して椅子や机、ドアノブや手すり、マウスやキーボードなどに消毒液が無く困った際には是非お役立てください!
(漂白剤の主成分の高濃度次亜塩素酸ナトリウムは目に入ると危険ですので、小さいお子様の手の届かないところで保管し、消毒液を作る際は必ず保護者の元で安全に注意し行ってください!)

ph試験紙(ペーハー試験紙)でアルカリ性(黒)か酸性(赤)が判別できます。
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キッチンハイターは黒いのでph11の強いアルカリ性で手袋が必要です。
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キッチンハイターを炭酸水で割るとph6の弱酸性になりました。
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試しに水2L+酢や味ぽんおちょこ1杯でも実験しましたが結果はOKでした。
酸を混ぜる際はくれぐれも換気に注意してください!!
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oneclickpc1 at 00:15コメント(0)パソコン授業風景 | 新型コロナウイルス 

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