2025年01月29日

最新AI「DeelSeek-R3」を使って東大の数学問題を解く授業!

今週の授業は最新の推論・戦略型AIです!

トランプ大統領が就任会見で市場最大規模の「スターゲートプロジェクトAI投資78兆円」を打ち出したばかりですが、わずか1週間で中国発「DeepSeek-R1」が、これを上回るNvidia株92兆円を吹き飛ばし話題となりました。
この中国発「推論型DeepSeek-R1」を使って「東京大学入試問題 数学問題2024年」を解く実験を生徒さんたちとやってみました。
昨年までの生成AIとの違いは、単に文章を考えたり計算したりするのではなく、深く物事を推理し考えに考えて答えを出すので、複雑難解な計算が得意です。

アメリカはNVIDIAが製造する最新のAI用半導体(H100)に対し、安全保障の観点から中国への輸出規制をかけ、性能が劣るGPU(H800)を輸出してきましたが、この逆境が「AI版黒船」とか「AI版真珠湾攻撃(パールハーバー)」と呼ばれるとんでもない怪物AIを誕生させました。

DeepSeekは2023年に中国の梁 文(リャン・ウェンフォン)氏が創業したAIスタートアップ企業です。
文峰氏は、中国広東省生まれで、OpenAI社のサム・アルトマンと同じ1985年生まれの40歳。
中国上海から南東に200km程に位置し、東洋のケンブリッジと呼ばれた浙江大学(せっこうだいがく)でソフトウェア工学と人工知能を専攻し、「これからはAIが未来を変える!」と確信し、卒業後には人工知能の研究に没頭しました。
後にクオンツ投資と呼ばれるコンピューター投資で莫大な資金を得ることに成功しますが、その潤沢な資金を元手に、2023年7月にDeep Searchを設立し大規模AIモデルの研究開発につながります。
人工知能AIの分野は既にサム・アルトマン氏が率いるOpenAI社が先行し業界をリードしていましたが、先にも触れたように、同じモデルを追いかけていても勝ち目が無いと判断した文峰氏は、AIモデルの構造を1から見直し、計算負荷とメモリー使用量を徹底的に見直すことで、低消費電力で低コストな人工知能システム「DeepSeek」を完成させました。

2024年12月には「DeelSeek-V3」、2025年1月には「DeepSeek-R1」と目にも止まらぬ速さで進化しています。






oneclickpc1 at 13:14コメント(0)パソコン授業風景 | 人工知能AI 

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